◎ 2005年 2月6日（日） 陣馬山〜高尾山 恒例はば海苔ハイク
昨年は、私の山装備一式の喪失や、関係ないところでの骨折ということ等もあって、まったくと言っていいほど山に出かける機会がなかった。従って「登ろう会」の存在も、消滅してしまったようなものであった・・・。（実は、Ｔ島先生は腰・膝の具合、Ｆ原君は育児に大忙し等々、それぞれの事情もあったりして。ていうか、それ以上に、去年は企画する度に台風などで中止になったのだった！ 雨男はいったい誰？）
しかし、年も改まったことだし、遅ればせながら新年会も兼ねて恒例の「はば海苔ハイク」をしましょうよ、という話が決まった。はば海苔とは、言ってみればまぁ、高級海苔なのだが、「今年一年、はばをきかす」という意味で食べる縁起物でもあるようだ。Ｔ島家では、毎年これをわざわざ千葉の勝浦方面から買ってきて、正月の雑煮に入れて食べるのが由緒正しい新年の過ごし方だそうで、それをある年、山行にも持ってきてくださり、山での雑煮会がいつしか恒例（？）となったという訳なのでした。
さて今回のルートは、おなじみ陣馬山から高尾山の稜線だ。ちょっと長いけれど、最後はケーブルカーで楽をしましょうという魂胆だ。今回初めて、Ｋ田先生も御一緒することになった。が、Ｏ石先生、Ｈ賀先生の女性陣は不参加で、寂しいところ。・・・。そだ、ゴディーを誘ってみよう。ということで、Ｔ島先生、Ｆ原君、Ｋ田先生、ゴディー、そして俺というメンバーで、京王八王子駅のバス停に集合して、いざ出発！
快晴の日曜日ということもあってか、朝からバスは混んでいた。京王八王子のバス停で並んでいてよかったね。８時10分発のバスは一路、陣馬高原下バス停へ。何組かのグループが来ているようで、「あなたもうちのグループ？」とか言って、行動予定表みたいなものを渡されそうになったけれど、ブルブル、違いますよ。自分のグループのメンバーくらい、わからないのかな？ いや、これは新手のナンパだったりしてね。ま、ぼちぼち行きましょうか。
しばらく車道歩きの後、登山道へと入って、せっせと登るようになるが、実にいいペース。いやむしろ、先頭のＫ田先生は、速過ぎるんじゃないでしょうか？（若い女の子に、格好いいところを見せようとしてますか？）え？、あぁ、Ｋ田先生は、ネパールトレッキングの経験があるんですか。え？ でも山はそれ以来、ですか。え？ 八ヶ岳の、青年小屋で、バイトをしていたことがあ るんですか。へぇ〜。・・・などとおしゃべりをしていると、足元には雪も出てきた。せっかくアイゼンを持って来ていることだし、ちょっと履いてみますか。Ｆ原くんもＫ田先生も、この日のために（？）新しく買ったアイゼン持参であった。（そして実は俺も、新しいアイゼン！）しかし、雪の上り坂とはなったものの、それもすぐに泥混じりの悪路と変わり、泥が足に付いて、歩きにくいことこの上ない。これなら、アイゼンを履かない方がましだったかも。・・・・。と、我慢しているうちに、山頂に到着した。やれやれだ。
陣馬山の山頂からは、富士山がとっても綺麗に見えた。ちょっと早いけれど、さっそく楽しみな雑煮にしましょう。あれ、Ｋ田先生は山頂でお酒を飲むんですか？ まぁ、新年会でもあるから、止めはしませんけど。（って、顔、赤いですよ・・・。）あ、こいつが今年のはば海苔ですね。（正しくは、はば海苔と、青海苔、鰹節のＴ島ブレンド。）これを、雑煮の中へドバッと入れてと。ゴディー、お餅いくつ入れた？ はい、それではみんなで、いただきま〜す。
さてと、お腹もいっぱいになって、酔っぱらった人もいるけれど、これから今度は、長い距離を歩かないとね。という訳で、１時頃には山頂を出発だ。高尾山は、歩いて下りたくないでしょ。だからなんとか、ケーブルカーの最終に間に合うように、頑張って歩きましょう。で、それって何時なの？ ・・・・。誰も調べていなかった。ま、だいたい夕方だよ。稜線は、とにかく巻いて巻いて歩きましょう。・・・・ありゃ！
景信山も巻いちゃったみたいだよ。どうします？ ちょっと戻りましょうか。休憩、休憩。ちょっとトイレに行って来ますので・・・。ベンチへ戻ると、皆さんまったりと、コーヒーなんぞを飲んでいますね。高尾山も見えてますし、もうちょっとです。・・・・そして小仏峠へ下って、城山を越えて、一丁平を過ぎれば、もうすぐだね。しかしそろそろ、暗くなって来ちゃった。
高尾山の山頂に着いた頃は、ちょうど日の沈む頃で、なかなかいい感じだった。でも、ケーブルカーまではもうひと歩き。まぁたぶん、まだまだ何本も運転しているだろうと思って行ってみたら、最終は17:30で、その１本前の15分に乗ることができたのだった。ふ〜、なんだか危ないところだったかも。京王高尾山口の改札のすぐ外には、靴の泥を落とせるように、水道の場所にブラシも置いてあって親切だった。けっこう、疲れましたよ。皆さんはどうでした？ またいつか、みんなで楽しく、山歩きが出来ますように。（自分はこの後の飲み会で、またアコンカグアに行くことを、Ｔ島先生達に伝えたのだった。）
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